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「愛のシュプリーム!」

fhána×エルマ インタビュー! 第2弾

≫インタビュー第1弾はこちら

エルマ 人間さんのバンド“fhána”さんへのインタビュー第2弾だ!今回もよろしく頼む!

佐藤 よろしくお願いします!

エルマ ではMusic Videoについて聞いていきたいと思うが、、すごい再生回数だな!

佐藤 とても嬉しいです。100万再生…200万再生…300万再生…400万再生…と節目ごとに、感謝の気持ちを込めて記念写真を投稿しているのですが、だんだんネタ切れになってきて嬉しい悲鳴です(笑)。

エルマ 「青空のラプソディ」もすごいが、こちらもどのくらい行くのか楽しみだ!
これはどういうコンセプトで作ったんだ?

佐藤 「青空のラプソディ」のパワーアップ版を作ろうと思って、僕がプランニングとプロデュースもしてるんです。広いスタジオに複数のシチュエーションのセットを作って、そこを移動しながらミュージカルのように歌って踊って演技して、最終的にはネタバラシ的にセットの全体を見せながら、ダンサーの皆さんもサポートバンドの皆さんも全員集合して、大団円という企画ですね。

エルマ とても見応えがあったぞ!
MVの撮影時に苦労したことがあれば教えてくれ

yuxuki 今回も長回しカットを多用しているのですが、2番Aメロから2サビ後Dメロ終わりまでつながっているシーンの緊張感!スタッフさん含めてその場にいた人皆の凄い連携プレーでした。

towana 全部のシーンが大変でなかなか成功せずに何度も撮り直しているんですが、特にそのシーンは10回くらいはトライしていて、成功したときは本当に感動しました。

佐藤 出演しているメンバーもスタッフもすごく一体感があったよね。

kevin 僕は自分がフロントでこんなに撮影されたのは初めてだったので、towanaさんはいつもこのプレッシャーと戦っているんだなと思いました。

佐藤 僕はダンスが全然覚えられずにパニック状態でした(笑)。全体を考えているのは僕自身なので、撮影時も、カメラマンさんやスタッフさんたちとあれこれ相談したり指示を出したりしていて、「それじゃあ本番行きまーす!…って、僕も出るのか!」という感じでした(笑)。

エルマ みんなの努力の賜物なのだな。佐藤さんのダンスは、面白かったぞ!
MVの一押しポイントがあれば教えてくれ

佐藤 全て見どころですが、ラスサビの金の紙吹雪のキャノンを発射するところはとくに緊張感ありましたね。

towana 紙吹雪が舞うなかみんなで盛り上がっている様子はすごく多幸感があるんです。最後、私一人が取り残されて走って追いかけ行くラストも見どころです。

yuxuki 色んな人が色んなことをやっているので見るたびに違う人に注目してみてみると面白いと思う。

kevin 手前で歌っている僕とtowanaさんだけでなく、後ろで佐藤さんとyuxukiさんやダンサーの皆さんが色々なお芝居をしているので、そこも注目してください。

エルマ 「青空のラプソディ」同様、今回のMVも踊っているな。
踊り方のコツを教えてくれ

towana サビの頭のバンザイの動作はみんなで合わせやすいと思うので、ライブが楽しみです。

kevin 片足ケンケンの動作が大変だから筋トレしましょう。

yuxuki めっちゃ念入りにウォーミングアップとストレッチをしましょう。

佐藤 fhánaの公式TikTokとYou Tubeチャンネルで、ケビン先生の「愛のシュプリーム! ダンス講座」が公開されているので見てみてください(笑)。

エルマ ダンス講座すごくわかりやすかったぞ!ストレッチが重要なのだな!私もやってみよう。さて、私たちが描かれているCDジャケットのコンセプトを教えてくれ

佐藤 ゴスペル感がテーマでもある曲なので、主要登場人物大集合で、みんなで歌っているような絵が良いなと思ったんです。

エルマ ジャケットにはビルがたくさん描かれているな。これはどうしてなんだ?

佐藤 ヒップホップということで、なんとなくニューヨークみたいな都市をイメージしてます。

エルマ なるほど! CDジャケットは夕焼けのような色が特徴的だな。何かイメージがあったのか?

towana 今回は「愛」がテーマということで、私の発案でピンクとベージュの中間みたいなペールオレンジをテーマカラーにしたんです。

エルマ ペールオレンジ、綺麗な色だ!今回の衣装のポイントが何かあればについて教えてくれ。

佐藤 「青空のラプソディ」のときみたいな、全員お揃いの感じで、ポップでアイコニックな感じにしたかったんです。towanaの提案してくれたペールオレンジという色のおかげで、オリジナリティも出たと思います。

エルマ 統一感があって素敵だな〜。
アニメの放送も終盤に差し掛かってきたが、これまでで好きなシーンなどはあるか?

佐藤 トールとエルマの過去を振り返る話が好きですね。イルルが駄菓子屋でバイトしてるシーンも好きです。才川がカンナにボヘェェ!となっているシーンはいつも爆笑します(笑)。

towana 4話で小林さんたちが遊園地に遊びに行くエピソードが好きです。にぎやかな状況のなかに小林さんのちょっとした心理描写が挟まって、何気ない台詞にハッとさせられます。あとはやっぱり3話で「青空のラプソディ」を踊る“towanaちゃん”のシーンは宝物ですね。

yuxuki 最近だと6話の魔力の玉をもらった後の滝谷とファフニールの会話シーンなど、言葉で表しがたい優しい関係を描いたシーンがとても好きですね。
色んな形ではありますが互いの違いを認めた上で理解しよう、寄り添おうとする関係性の描き方や空気感に毎度心打たれます。
あと3話でトールが凄まじい超高速ギターソロ弾くシーンも。うますぎ!

kevin 第4話で「我々の認識とこの世界の常識が、綺麗に噛み合うことなど無いとゆめゆめ忘れるな」というファフニールの忠告に対して、トールが「それを擦り合わせるのが楽しいんじゃないですか!」と言い放つシーンです。
他世界・他種族・他人との違いを認めつつそれを楽しんでいくことこそが尊いのだ、というメイドラゴンの根幹を形作るメッセージがここに集約されていると感じて感動しました。

エルマ では最後に、メイドラゴンファンへメッセージを頼む!

towana 小林さんとトールとカンナとイルル、ルコアと翔太くん、滝谷さんとファフニールなど、みんな本当の家族ではないけれど、それぞれの有り方で家族のように一緒にいる姿は、本当に尊いと思います。メイドラゴンファンの皆さん、fhánaのファンの皆さんともそんな風な関係を築いていきたいです。ライブで皆さんに会える日を楽しみにしています。

kevin 僕もファンの皆さんと同じように、毎週のアニメの放送をすごく楽しみにしています。
ストーリーが進み、それぞれのキャラクターが考えていることが明らかになっていくにつれ、この世界の尊さや隠れていた輝きに改めて気付かせてくれるのが、この作品の本当に素晴らしいところだと思っています。これからどんな風にキャラクター達の心情が変化していくのか、皆さんと一緒に楽しみながら見守っていきたいと思います!

yuxuki 放送を見る度、メイドラゴンに携われて良かったなとしみじみ感じます。物語のもつ楽しさや切なさ、空気感にとても共感できるし、何よりメイドラゴンには沢山の忘れられない大切な感情や想い出をもらいました。きっと自分達が「愛のシュプリーム!」や「青空のラプソディ」を演奏する度に、自分も、聴いてくれる皆さんもメイドラゴンのことを頭の中に描くと思います。自分達にとっても大切なアニメ、そして楽曲であるこれらの曲を、心を込めて、皆さんに届けていきたいと思います。

佐藤 人間とドラゴン、調和勢と混沌勢など、メイドラゴンには様々な壁が存在します。でも壁を乗り越えて分かり合うというわけではなく、違う価値観の者同士が、壁が存在したまま、それでも一緒にいることができるという姿が描かれていて、今の情勢ではとくに大切なメッセージだと思います。
みんながそれぞれに愛を持って生きていけたら良いなと思います。
そして僕たちfhánaは音楽で皆さんに愛を届けていくのでよろしくお願いします。

エルマ ありがとう!貴重な話が聞けて、有意義な時間だったぞ!
それではまた会おう〜!